2018年07月02日

DAZZLEメンバーブログ -長谷川達也-


金髪、黒爪、ツンデレ黒鳥の長谷川達也です。

なんのことかと申しますと、

そう、6月30日、7月1日に舞台「SUPER SWAN 新演出『白鳥の湖』全2幕」が無事開催されました。
ご来場くださった皆さん、本当にどうもありがとう。

西島数博さんが演出する新しい「白鳥の湖」はいかがでしたでしょうか。
僕たちDAZZLEは黒鳥として、物語に影を落とす重要な役割を演じさせていただきました。
DAZZLEはほら、「黒っぽいもの」はだいぶ得意分野だと思ってはおりますが、DAZZLE公演で登場するキャラクターとはまた一味違った存在は、演じていてすごく楽しかったです。
そして各キャラクターの関係性や、物語の結末など、非常にミステリアスかつ魅惑的な作品に仕上がったのではないかと思います。
しかしながら、従来の「白鳥の湖」とは異なる、想像もつかないような演出に、多くの方が「面白かった」と言ってくれたのは嬉しかったですね。もっと賛否分かれることも想像していたので...。


「白鳥の湖」は
「眠れる森の美女」
「くるみ割り人形」
と並ぶ世界3大バレエの一つとされ、古典バレエの名作と呼ばれる演目です。
それはバレエを知らない、観たことがないという方でもその名前くらいは知っているし、チャイコフスキーが作曲したあの名曲は誰しもが一度は耳にしたことがあるでしょう。それほどまでに有名なこの作品は、1877年に初めて上演されてから今日に至るまで、141年間、世界中のありとあらゆる場所で、様々な団体が上演してきました。

バレエは「完成されたダンス」という印象を受けます。
故にそれ以上でもそれ以下でもない絶対的な純度で受け継がれるテクニックがあって、それは当然演目にも反映され、古典バレエの名作「白鳥の湖」といえばこの振付、といった伝統もあることと思います。

そんな伝統と格式を重んじることこそが正解であると考える方にとっては、作品をアレンジしたり、解釈を大きく変えたりすることは邪道だ、と思われるかも知れません。

もちろん、伝統を守ることや、文化をより深めることはとても大切なことですし、全くもって否定する気はありませんし、それを体現している方を尊敬しています。

ただ、僕はその役割にはなれなかった。
生まれも育ちも一般的な家庭で育った僕は、何の因果かダンサーの道を選び、伝統や格式とは縁遠い場所で路上ダンスに身を投じることになります。

そんな僕が表現者として、世の中の多くの人に認められるにはどうしたらいいか。
長谷川達也をご存知の方でしたらお分かりになるかと思いますが、僕にとっては何よりも見る人が感じるかどうか、そして誰もやっていない表現を目指すこと、それこそが自分にとっての本道、生きがいになったのです。
そのためだったら、ジャンルを越え、文化を越え、良いと思うものは取り入れてきたし、常識やルールを無視することもたくさんしてきました。
それ故に僕はストリートダンスの世界からも、コンテンポラリーダンスの世界からも異端児扱いをされることになりますが、誰に何と言われようと、DAZZLEが一番すごいことをやっているんだ、と思っています。

そんな僕がシンパシーを感じた人。
それが西島数博さんでした。

バレエという伝統的な世界で活躍しながらも、バレエに囚われない。
ドラマや映画に俳優として出演したり、またご自身で作られる作品は非常に革新的で、異ジャンルとのコラボレーションも積極的に受け入れており、何より創造性に溢れていました。

それ故に、彼も異端児だったのです。

実は以前、西島さんと朝まで飲み明かしたことがあるのですが、そこで色々とお話しさせてもらった際に、とても近い感覚を持っていることがわかりました。
比べるのは大変おこがましいですが、目指すところは一緒だなと。


そんな西島さんとの2人で踊るシーンは、僕にとって特別な経験でしたし、すごく勉強になりました。

本来は男女ペアで繰り広げるものが一般的ではありますが、相手を支えることや、逆にリフト(持ち上げること)をしてもらうことが、こんなにもバランスとエネルギーが必要だとは知らなかった。
特にリフトされる方は一見楽そうに見えて、実は下からの力を同等の力で押し返さないとポーズをキープできないので、想像以上に辛いし痛い!
美しくあるためには、やはり相応の痛みが伴うのですね。


「白鳥の湖は本当に辛いから、できればやりたくない」

これは、とあるバレリーナに白鳥の湖について尋ねて、返ってきた答えです。
始め、この言葉を聞いたときに唖然として、そしてすぐに理解しました。
それこそが、この作品が愛される理由なのだと。

演者の苦労は、観客に見せない。
これはおそらくバレエの世界で生まれた鉄則なのではないかと思います。
優雅に見える白鳥も水面下で足を激しく動かしている。
血の滲むような努力の末に手に入れた美しさが、舞台の上で輝くのです。

僕自身も持論として思っていることがあって、それは「演者は苦しんでこそ」だということです。
それが肉体的であれ、精神的であれ、作り手が楽しちゃ伝わらない。
舞台の上から発せられるエネルギーは、演じる人間の苦労の末に生まれ、伝播するもの。
それを受けて心が震える、それこそが舞台の魅力。


僕もいつか語り継がれるような名作を作りたい、と改めて思った今舞台でした。



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ゲスト出演情報
NEW!!
EARTH CELEBRATION 2018
ハーバーマーケットライブ「鼓童 Dance Night〜CHAKKA FES〜」
【CHAKKA FES】[音]チャッカフェス

出演:PInO、TATSUO、長谷川達也(DAZZLE)、荒井信治(DAZZLE)、佐藤喬也(BLUE TOKYO)、松田陽樹(BLUE TOKYO)、石井侑佑(BLUE TOKYO)、鼓童(中込健太、蓑輪真弥、小松崎正吾、住吉佑太、三浦康暉、池永レオ遼太郎、大塚勇渡、米山水木、小平一誠、前田順康、木村佑太、平田裕貴)

日時:8月17日(金) 19:00開演/21:00終演(予定)※雨天決行
場所:小木みなと公園 特設ステージ
チケット:6月15日(金) 9:30より発売 詳細はコチラよりご確認ください
大人 5,000円、小中学生1,500円(当日+300円) ※未就学児童は無料
ハーバーマーケットライブ3日間通し券 13,500円(大人のみ)
定員:1,200名(全席自由) 2部構成(2部はスタンディングライブとなります)

終演しました。ありがとうございました!
SUPER SWAN 新演出『白鳥の湖』全2幕
出演者:西島数博、長谷川達也、宮川一彦、金田健宏、南雲篤史、高田秀文、Ewen Chiu、Dennis Chen他
日時:6月30日(土) 、7月1日(日)
場所:豊洲シビックセンターホール

終了しました。ありがとうございました!
ストレンジシード
日程:5月5日(土) 、5月6日(日)
場所:静岡・市役所前ステージ

終了しました。ありがとうございました!
日本財団、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)主催
TRUE COLOURS アジア太平洋障害者芸術祭
日時:2018年3月23日(金)〜25日(日) 1日1ステージ 計3公演
場所:シンガポール・インドア・スタジアム
チケット:こちらのサイトをご確認ください ※英語サイトのみ


舞台情報
オーディションで選ばれたメンバーと共に再演!
Dance Dance Dance@YOKOHAMA 2018
ピノキオの嘘

日程:2018年9月8日(土)15時〜/19時〜、9日(日) 15時〜
開場は開演の30分前 / 上演 約90分
場所:横浜赤レンガ倉庫1号館 3階ホール
チケット:全て完売しました
主催:
主催横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団) / 横浜アーツフェスティバル実行委員会
問い合わせ: DDD チケットセンター 045-453-5080
平日10:00-18:00 / 土10:00-15:00 / 日曜・祝日休
http://geikyo.pia.jp/ddd/

終了しました!ありがとうございました
「ピノキオの嘘」(Hibiya Festival「The Stage」出演)
日程:4月27日(金) 、4月28日(土)
場所:東京ミッドタウン日比谷

終了しました。ありがとうございました!
イマーシブシアター Touch the Dark
2017年8月25日(金)〜9月3日(日)
2017年10月26日(木)〜10月29日(日)


DAZZLE振付情報
NEW!!
DAZZLE 主宰 長谷川達也他DAZZLEメンバーが一部、振付を担当しております
浅田真央サンクスツアー
日時:
6月2日(土)&3日(日) 軽井沢風越公園アイスアリーナ(長野)
7月21日(土)&22日(日) 月寒体育館スケート場(北海道)
その他、全国多数の都道府県で開催予定
詳細はコチラよりご確認ください

赤レンガサイト及び崎陽軒サイトから動画をチェックできます!
企業・地域と劇場をつなぐ 赤レンガ・ダンスプロジェクト
株式会社崎陽軒 創業110周年記念事業
オリジナルダンス制作・振付:DAZZLE

終了しました。ありがとうございました!
手塚治虫 生誕90周年記念
「Amazing Performance W3(ワンダースリー)」

原作:手塚治虫 漫画 W3(ワンダースリー)
構成・演出:ウォーリー木下
日程:2018年2月9日(金)〜3月4日(日)
会場:DDD青山クロスシアター


メディア出演情報
NEW!! AdverTimes(アドタイ) 連載「国民総ダンサー時代前夜に考える、ダンスとクリエイティブの幸福な関係」 (飯塚浩一郎)
NEW!! 日本財団DIVERCITY IN THE ARTS アーティスト・インタビュー (長谷川達也)
日本財団DIVERCITY IN THE ARTS DAZZLE稽古場レポート2
日本財団DIVERCITY IN THE ARTS DAZZLE稽古場レポート1
フジテレビ「1Hセンス」 (長谷川達也)
T JAPAN闇に呑まれ、闇に酔いしれる。DAZZLEが放つ体験型演劇 Touch the Dark
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トウキョウダンスマガジン
『DAZZLE公演「Touch the Dark」特集 長谷川達也×上妻宏光』
 (長谷川達也)

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※2018年7月2日現在
posted by DAZZLE at 18:00| Comment(1) | TrackBack(0) | メンバーブログ