2018年10月17日

DAZZLEメンバーブログ -長谷川達也-


岡崎明治酒場(京都)」、そして「Touch the Dark 2018」へ向けてリハーサルが続いています。

年々忙しくなるDAZZLEの活動ですが、「今年が今までで1番忙しい」なんて言いながら毎年、その忙しさを更新しているような気がします。
そして、忙しいと思っていた10年前や20年前は今より倍以上、時間に余裕があったよなぁと、ふと昔のことが頭をよぎりました。

ダンス自体の認知度が今よりも低かったこともありますが、DAZZLEとしての活動も同様に、自分たちでダンスイベントを見つけては5分程度のショウを披露して、そこでいただいたわずかな報酬を分け合っていました。

ただ、今にして思えば時間だけはひたすらあったので、たった5分の作品でも何ヶ月もの時間をかけて制作し、その分、踊りの同調性は高く、技術は幼くともクオリティは決して低くなかったと思います。

現在は単独で90分〜2時間を見せられる団体へと成長を遂げて、それに伴ってチームで1ヶ月最大20曲もの振付を作ることもあるほど、制作速度は格段に向上しました。
…というか上げざるを得ない状況に追い詰められたりもしているのですが(笑、おかげでありとあらゆるシチュエーションを踊りで表現できるようになりましたし、ここまで空間や道具、設定を含めたパフォーマンスができるのは、世界広しと言えどDAZZLEをおいて他にはない、と個人的には思っています。
そして、何度でも言いたい。笑

欲を言えば、以前のように作品一つにもっと時間をかけられたらなぁ、と思うこともあるのですが、それも今となってはなかなか難しくなってしまいました。


ダンサーがダンサーのために踊る作品ではなく、より多くの人が楽しめる作品にしたい。
そんな信念の元、クラブでのショウケースから舞台へと活動の場を移した12年前、最初は「誰が見にきてくれるんだろうか」という不安しかなかった。客席には僕らの生徒さんや、ダンス関係者ばかりが目につきました。

それもそのはず、チケットは全てが手売り。
自分たちの友人・知人はダンサーばかりですので、そりゃそうなります。
観てくれるのは誰であれ嬉しさは変わりませんが、できればダンスを知らない人にも観てもらいたいと思っていたので、
数少ないダンサー以外の友人への誘い文句は決まって
「ダンスがわからなくても楽しめるから、騙されたと思って観に来てよ」
でした。

公演を重ねるうちに、客席の『ダンサー客:一般客』の比率は徐々に変化していき、今ではほとんどの方がダンサーではなくなりました。僕たちの作品が色々な方に楽しんでもらえる表現であることが証明されたようでとても嬉しく、そして望んでいた未来が実現したわけですが、今度は逆にダンスの世界にいながらダンサーが観に来ないというのも、それはそれで寂しいな、なんて思ったり。わがままですかね。笑

しかしながら、チケットを売る難しさたるや。
僕は以前、公演の告知のためにメールを約800通、送ったことがあります。
舞台制作に携わるものなら誰しも一度は経験があるかと思いますが、この数は当時、僕の携帯電話に登録されていた人の数とほぼ等しいものです。
舞台の演出、出演をしながら、制作として宣伝作業もしていた当時は毎日、寝る前にメールを書いて送るということをしていました。共通の内容での一括送信はなるべく避けて、送る相手それぞれにメッセージを添えるよう心がけて。
それでも、観に来てくれるのは3割にも満たない程度で、いや、それでも観に来てくれて感謝しかないのですが、舞台に足を運んでもらう事の難しさを痛いほど味わった。

「観てもらえれば絶対、楽しんでもらえるのに」
そんな自信も、会場に足を運んでもらわなければ始まらない。
これは舞台業界において永遠の課題ですね。


さて、昨年の舞台活動11年目にして、我々は劇場での舞台公演からイマーシブシアターへとその活動を広げます。
海外ではすでに行われている形式で、また日本でも演劇や脱出ゲームなど、イマーシブ型の作品はありますが、ダンス、物語、音楽とを融合した作品としては、僕たちDAZZLEが遂にその第一歩を踏み出した、と言えるのではないかと思います。

新しいスタイル。
制作は非常に難しいものでしたが、ありがたいことにチケットはすぐに完売。
舞台を始めた頃と同様に「誰が観に来てくれるんだろうか」と不安に駆られましたが、そんな心配はあっという間に解決してしまった。
DAZZLEの活動20周年を経ての結果か、はたまたイマーシブシアターという新しい体験がそうさせたのか、
最初はわからなかったのですが、今まで培って来た表現と、イマーシブシアターという空間へのアプローチがマッチしたからなのでは、と感じています。

とはいえ、これも永遠に続くわけではないと思いますが、今ではメールを一通も送らなくても観に来てくれる人がいる。
すごく恵まれているな、と思います。
今度は友人から「観たかったのにチケット取れなかったよ」と連絡をもらうようにまでなって、友人にも観てもらいたいな、なんて思ったり。これも...わがまま…ですかね。笑


クラブのショウケースからイマーシブシアターへと活動の幅は徐々に広がっていますが、それぞれに良さがあります。

クラブのショウケース。
狭い空間にエネルギーが満ち満ちていて、様々なパフォーマンスを観ることができます。
お酒を飲んだり、音楽を楽しんだり、舞台とは違う空間。

舞台作品は僕の夢。
非日常的な物語や、人間の感情に共感し、深い感動を得ることができます。
これはクラブでも、イマーシブシアターでも得られない強度があります。

イマーシブシアターは特別な体験。
クラブとも舞台ともまた異なる、その会場だからこそ生まれる独特な世界観は、五感を刺激し、強い印象を残します。
あたかも自分がその物語の登場人物かのように、それぞれの物語を味わうことができる。

それぞれに魅力のあるシーンですが、そしてこれらはすべて、観る人がいてこそ成り立つもの。

忙しいとは言っても、作品の質が下がるのはいけない...と、最初はこんな内容のブログにするつもりはなかったのですが、書いているうちにいつの間にか過去を振り返るブログになってしまいました。

これからも色々な人に楽しんでもらえるように常に良い作品を目指して活動していきたいと思います。



----
★DAZZLE★
official YouTube
official website 
official blog
official facebook
official instagram
official twitter
-----



information
-----
コラボプロジェクト
終演しました。ありがとうございました!
東京ワンピースタワー × イマーシブシアター
「時の箱が開く時」

日時:2018年9月22日(土)〜30日(日)
場所:東京ワンピースタワー
PV:https://www.youtube.com/watch?v=U0EvXmHZa0I

舞台情報
再演決定!
イマーシブシアター Touch the Dark

IMG_9654.JPG

日程:2018年11月22日(木)〜12月2日(日) 時間未定
場所:非公開(東京都渋谷区)
出演:DAZZLE、客演メンバー
詳細は随時更新!

PV:https://youtu.be/Q4UtGFQ6A6A

第一回 2017年8月25日(金)〜9月3日(日)
第二回 2017年10月26日(木)〜10月29日(日)

withnews
没入感ハンパない!廃病院で体感、新感覚のイマーシブシアターが登場

T JAPAN
闇に呑まれ、闇に酔いしれる。DAZZLEが放つ体験型演劇 Touch the Dark

Dews
DAZZLEによる”体験型公演”「Touch the Dark」


終演しました。ありがとうございました!
Dance Dance Dance@YOKOHAMA 2018
ピノキオの嘘
日程:2018年9月8日(土)、9日(日)
場所:横浜赤レンガ倉庫1号館 3階ホール
主催横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団) / 横浜アーツフェスティバル実行委員会

終演しました!ありがとうございました
「ピノキオの嘘」(Hibiya Festival「The Stage」出演)
日程:4月27日(金) 、4月28日(土)
場所:東京ミッドタウン日比谷


ゲスト出演情報
NEW!! 屋外イマーシブ!無料!
「明治時代にタイムスリップして伝統・アートを遊ぶ」をテーマに
京都岡崎エリアの文化施設が一夜限り、150年前の姿を取り戻す!
岡崎明治酒場
日程:2018年10月26日(金) 17:00〜23:00
☆DAZZLEは19:30〜 / 21:00〜 (各30分)
場所:平安神宮、岡崎公園、ロームシアター京都&京都モダンテラス、京都伝統産業ふれあい館、京都市動物園、京都市美術館など、その他岡崎エリアの協力施設や公共スペース
入場料:無料(ただし、一部プログラムは有料)
主催:岡崎明治酒場実行委員会
(beyond2020プログラム)

終了しました。ありがとうございました!
EARTH CELEBRATION 2018
ハーバーマーケットライブ「鼓童 Dance Night〜CHAKKA FES〜」
【CHAKKA FES】[音]チャッカフェス

出演:PInO、TATSUO、長谷川達也(DAZZLE)、荒井信治(DAZZLE)、佐藤喬也(BLUE TOKYO)、松田陽樹(BLUE TOKYO)、石井侑佑(BLUE TOKYO)、鼓童(中込健太、蓑輪真弥、小松崎正吾、住吉佑太、三浦康暉、池永レオ遼太郎、大塚勇渡、米山水木、小平一誠、前田順康、木村佑太、平田裕貴)
日時:8月17日(金)
場所:小木みなと公園 特設ステージ

終演しました。ありがとうございました!
SUPER SWAN 新演出『白鳥の湖』全2幕
出演者:西島数博、長谷川達也、宮川一彦、金田健宏、南雲篤史、高田秀文、Ewen Chiu、Dennis Chen他
日時:6月30日(土) 、7月1日(日)
場所:豊洲シビックセンターホール

終了しました。ありがとうございました!
ストレンジシード
日程:5月5日(土) 、5月6日(日)
場所:静岡・市役所前ステージ

終了しました。ありがとうございました!
日本財団、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)主催
TRUE COLOURS アジア太平洋障害者芸術祭
日時:2018年3月23日(金)〜25日(日) 1日1ステージ 計3公演
場所:シンガポール・インドア・スタジアム
チケット:こちらのサイトをご確認ください ※英語サイトのみ


DAZZLE振付情報
NEW!!
DAZZLE 主宰 長谷川達也他DAZZLEメンバーが一部、振付を担当しております
浅田真央サンクスツアー
日時:
9月7日(金)〜9日(日) 埼玉アイスアリーナ(埼玉)
その他、全国多数の都道府県で開催予定
詳細はコチラよりご確認ください

赤レンガサイト及び崎陽軒サイトから動画をチェックできます!
企業・地域と劇場をつなぐ 赤レンガ・ダンスプロジェクト
株式会社崎陽軒 創業110周年記念事業
オリジナルダンス制作・振付:DAZZLE

終了しました。ありがとうございました!
手塚治虫 生誕90周年記念
「Amazing Performance W3(ワンダースリー)」

原作:手塚治虫 漫画 W3(ワンダースリー)
構成・演出:ウォーリー木下
日程:2018年2月9日(金)〜3月4日(日)
会場:DDD青山クロスシアター


メディア出演情報
NEW!! 日本経済新聞出版社「フリーランス&“複"業で働く! 完全ガイド 」(日経ムック) 一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 (飯塚浩一郎)
NEW!! AdverTimes(アドタイ) 連載「国民総ダンサー時代前夜に考える、ダンスとクリエイティブの幸福な関係」 (飯塚浩一郎)
日本財団DIVERCITY IN THE ARTS アーティスト・インタビュー (長谷川達也)
日本財団DIVERCITY IN THE ARTS DAZZLE稽古場レポート2
日本財団DIVERCITY IN THE ARTS DAZZLE稽古場レポート1
フジテレビ「1Hセンス」 (長谷川達也)
T JAPAN闇に呑まれ、闇に酔いしれる。DAZZLEが放つ体験型演劇 Touch the Dark
ダンスニュースメディアサイト Dews『【ネタばれなし】リピーター続出で全公演完売!DAZZLEによる”体験型公演”「Touch the Dark」が開幕。9/3まで』
withnews『没入感ハンパない!廃病院で体感、新感覚のイマーシブシアターが登場』
トウキョウダンスマガジン
『DAZZLE公演「Touch the Dark」特集 長谷川達也×上妻宏光』
 (長谷川達也)

youtube
DAZZLE OFFICIAL YouTube
20周年記念特別企画「 DAZZLE × _____ 」
DAZZLE20周年記念公演「鱗人輪舞 (リンド・ロンド)」PV
2015/3/6『バラーレ』公開ゲネプロ (2015年3月)
DAZZLE公演「花ト囮」@国際フォーラム PV (2014年9月)
DAZZLE「二重ノ裁ク者」(2014年1月 記者会見時パフォーマンス)
DAZZLE「花ト囮」ファジル演劇祭フィナーレ(イラン・テヘラン) (2012年2月)
DAZZLE「Re:d」TRAILER (2011年11月)
DAZZLE「花ト囮」シビウ演劇祭フィナーレ (2011年5月)
DAZZLE「0NE」TRAILER (2010年10月)

※2018年10月17日現在
posted by DAZZLE at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | メンバーブログ