2018年01月15日

DAZZLEメンバーブログ -長谷川達也-


DAZZLEブログをご覧の皆さん、長谷川達也です。

年末年始は創作作業に没頭しました。
その甲斐あって色々と考えを進めることができたのですが、
この期間は本当に誰とも会話しなかったので、自分と世界とがどういうバランスで関わっていくと幸福なんだろうか、なんてことまで考えが飛躍してしまいました。

「人について考える」
創作には、そんな側面もあると思っています。
少し大袈裟に感じるかもしれませんが、
物語や舞台設定を考えることは、
いつ、どこで、誰が、何をしたかを生み出すことと、
そして何よりも人の感情を追いかけることが主だからです。

それゆえに
「人のことを知りたい」とか
「魅力的なキャラクターを作りたい」
と思うのですが、困ったことにそれがなかなかわからないし、
簡単には生まれてくれません。

僕の創作スタイルはまず環境ありき、というところがあるのですが、
それは舞台上で見せるダンスや構成が映える設定にしたいという想いや、
シーンの展開によって視覚的に変化を加えたいという狙いがあります。
DAZZLEが今までに作ってきた作品をご覧いただければお分かりになるかと思いますが、
やはり特殊な環境であるものばかりです。

ただ、最終的には前述した通り「人とは」というところに帰結していく。

物語は主人公が自身の目的を果たすために進行していきますが、その中で巻き起こる事象に対して、登場人物たちは必ず意味のある行動をとります。
ただし、どう行動するかはキャラクターの性格によって異なるでしょうし、登場人物の数だけリアクションが存在します。

危険を顧みぬ英雄ならば、どう行動するか。
悪意に満ちた者ならば、
臆病な見栄っ張りならば、
欲深い偽善者ならば…

なぜそんな行動をとるのか

なぜそう思ったのか

それらは全て、それぞれのキャラクターにとって然るべき理由が存在していて、
突き詰めていくと、その人格を形成するに至った経緯まで遡れるものです。
曖昧な人物設定、行動に疑問があると、とても感情移入できないですし、興味も薄れてしまう。

ただ、それがわかっているのにも関わらず望む人間性にたどり着けないのは、
僕自身が未熟であるということはもちろんですが、
きっと人は他人のことも、そして自分自身のことですら、よくわかっていないからなんじゃないかと思うんです。

自分の抱く感情の理由をいざ言葉にしようと思うとすごく難しくて、
好きだと思う理由を言えなかったり、
何に対してイライラしているのか自分でもわからないとか、
欲望に抗えなかったり、
迷ったり、
嘘ついたり、
自分のことなのに制御できない。

それでいてさらに、物語の中の特殊な状況下での心理なんてわかろうはずもないのだけど、
きっとこう考えるはずだ、
僕ならこうする、
戦ってほしい、
いや、
逃げ出すのかもしれない...など、
何が理想的で、何が現実的なのかを想像しながら、魅力的な人間像を探していくわけです。

人は、特に人との関わりの中で成長を遂げていきます。
影響を受けたり、反発したり、出会いと別れを繰り返しながら自分を形成していく。
また、他者との関係の中で初めて、自分というものを認識していきます。

孤独に過ごした年末年始でしたが、それでも現代は、特にSNSなどでいつでも世界中の人と繋がることができます。
流れてくる誰かの情報や価値観を知り、自分と比較する。
喜びを分かち合ったり、癒されることもあれば、羨み、蔑みなどの感情が生まれることもあって、
救われたり、傷ついたりもする。
それによって自分を見失うことはないかもしれないけれど、それが幸せであるとも思いません。
何に幸福を感じるかはもちろんそれぞれによりますが、
溢れる情報は時に毒となり、人との関わりを断つこともまた毒になりえます。

時には情報を遮断することで自分を見つめ直す必要があると思いますし、
そして人は、生身の交流をすることで自分を確かめるべきです。

人の痛みとか温みとか、
それを感じない世界に身を置き続けると、感情が鈍くなっていくような気がするから。
だからこそ皆さん。

踊りましょう!

…ん?
これはさすがに強引か?笑
ブログの内容がやや陰鬱な方向へ向かっている感じだったので、方向転換をしたいと思ったのですが。笑

舞台で踊る人間のエネルギーは、その場所で見ることでしか味わえない感動があります。
その目に見えない、言葉にならない何かを感じてもらえるように、表現していきたい。
それが生きる活力になったり、幸福感を生むと信じて。

ちょっと強引な締めくくりとなりましたが、
また次回お会いしましょう。

それでは。



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出演情報
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日本財団、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)主催
「TRUE COLOURS アジア太平洋障害者芸術祭」

日時:2018年3月23日(金)〜25日(日) 1日1ステージ 計3公演
場所:シンガポール・インドア・スタジアム
チケット:2018年1月中に発売予定 ※英語サイトのみ


DAZZLE振付情報
手塚治虫 生誕90周年記念
「Amazing Performance W3(ワンダースリー)」

原作:手塚治虫 漫画 W3(ワンダースリー)
構成・演出:ウォーリー木下
日程:2018年2月9日(金)〜3月4日(日)
※上演時間70分
会場:DDD青山クロスシアター
東京都渋谷区渋谷1-3-3 ヒューリック青山第2ビル B1F
料金:6,500円(税込) ※全席指定 ※未就学児入場不可
詳細はコチラをご確認ください
主催:Amazing Performance W3 実行委員会
ニッポン放送、読売広告社、シーエイティプロデュース、手塚プロダクション、キューブ、フラックス


舞台情報
イマーシブシアター Touch the Dark


メディア出演情報
T JAPAN闇に呑まれ、闇に酔いしれる。DAZZLEが放つ体験型演劇 Touch the Dark
ダンスニュースメディアサイト Dews『【ネタばれなし】リピーター続出で全公演完売!DAZZLEによる”体験型公演”「Touch the Dark」が開幕。9/3まで』
withnews『没入感ハンパない!廃病院で体感、新感覚のイマーシブシアターが登場』
トウキョウダンスマガジン
『DAZZLE公演「Touch the Dark」特集 長谷川達也×上妻宏光』
 (長谷川達也)

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2015/3/6『バラーレ』公開ゲネプロ (2015年3月)
DAZZLE公演「花ト囮」@国際フォーラム PV (2014年9月)
DAZZLE「二重ノ裁ク者」(2014年1月 記者会見時パフォーマンス)
DAZZLE「花ト囮」ファジル演劇祭フィナーレ(イラン・テヘラン) (2012年2月)
DAZZLE「Re:d」TRAILER (2011年11月)
DAZZLE「花ト囮」シビウ演劇祭フィナーレ (2011年5月)
DAZZLE「0NE」TRAILER (2010年10月)

※2018年1月15日現在
posted by DAZZLE at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | メンバーブログ
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