2018年03月27日

DAZZLEメンバーブログ -長谷川達也-


DAZZLEブログをご覧の皆さま、
長谷川達也です。

気温30度、湿度は80%を越え、依然として寒さが残る日本とはまるで異なる気候、夏の国シンガポールにてこのブログを書いています。

昨年末に行ったオーディションから早3ヶ月。いよいよ「TRUE COLOURS アジア太平洋障害者芸術祭」出演の日がやってきました。

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「障害者の方々と作品を作る」
今回の参加メンバーが決定したとき、様々な障害種別の方々とどのようにコミュニケーションを取ればよいか、また、振付はどうするのか...
最初はそんな不安に駆られましたし、ただでさえ独特、故に難易度が高いと言われるDAZZLEスタイルを覚えてもらうのは、相当な練習が必要なのではないかと予想していました。

ところが、始まってみると次々と振付は進んでいって、むしろいつもより速いくらいだった。

「みんな感がいいな」

...感がいい。
これは、特にこちらの意図することを読み取る力があるかどうかという意味で、作品制作における進行速度、作品理解などに大きく関わります。
この感のいい人は、最適なポジション、タイミングを瞬時に理解することができるので、振付師としては非常に助かる能力なんです。

障害者だから、ということではなくて、人は皆、長所と短所を併せ持っていて、例えば何かが不自由であるならば、きっと何かに自由なんだ、何かに長けているんだ、と、僕は思っています。


少し話がズレますが、僕は

"制限のある表現には、強さがある"

と思っています。
DAZZLEで作品や振付を考えるときも良く思うのですが、

このエリアだけで、
両手を塞いで、
この予算で、
男性だけで、

例えばそんな制限があると、その条件でできることは何かを考え、工夫を施す必要が出てきます。そう、つまり制限することで表現の幅が広がっていくんですね。

もしもDAZZLEにもっとたくさんのキャストやスタッフがいて、
あらゆるシチュエーションを表現できる巨大なスタジオがあって、
思ったことをすぐに形にできる環境があったら、舞台作りはすごく楽になるだろうなと思います。
ただ、そんな環境に憧れを抱きつつも、その反面、限られた条件の中で作るからこそ、アイデアの力、人の力が発揮されるとも思っていて、それこそが作品の価値を高める最大の要素なのではないかと思うのです。


もし目が見えなかったら、
もし耳が聞こえなかったら、
それを制限と呼ぶのは、障害者の方にとって失礼かもしれませんが、だからこそ生み出される表現の強さ、輝く人の力を感じずにはいられなかった。

僕はダンスを通じて、技術を高めるということと同時に、独自性を持つことが何より大事だと思うようになりました。
障害者は健常者に比べて不自由さがあると思われることもあるかと思いますが、決してそうではない、それは個性として、その人の持つ独自の表現となりうる、そんな可能性を秘めているんだと思いました。

障害を持つ方々は、望んでそうなったわけではありません。僕たち健常者には想像もできない苦労や、孤独を味わったという話も聞きました。
ただ、今回このTRUE COLOURSに参加している皆さんは、そんな自分と向き合い続け、むしろ障害をも自分の特技として表現しており、それは僕たちには出せない圧倒的な個性として、眩しいほどでした。


そして思いました。

僕はずっと独自性を求めてきて、表現者として特別になりたいってずっと思ってきたのに、彼らの中にいたら、全く敵わないと思った。

そして、輝いている皆を嬉しく思ったし、そして何だか悔しくもあったんです。

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左手がBOTANのBを、右手がDAZZLEのDを表しています。


今回、オーディションを経て結成されたチーム「BOTAN」の皆と出逢えたこと、そして一緒に踊れたことを嬉しく思いますし、障害者について、そして自分自身を見つめ直す良い機会になりました。


表現者として、自分に何ができるのか。
僕にしかできない表現をもっともっと追求していきたいと思いました。



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information
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出演情報
SUPERSWAN 新演出『白鳥の湖』全2幕
出演者:西島数博、長谷川達也、宮川一彦、金田健宏、南雲篤史、高田秀文、Ewen Chiu、Dennis Chen他
日時:開場は30分前
6月30日(土) 18時〜
7月1日(日) 13時〜 / 17時〜
場所:豊洲シビックセンターホール
チケット:全席指定 6歳から入場可
SS席8,000円 / S席6,000円
※SS(前方)席はプレゼント付、公演当日に会場にてお渡しします
★3月10日(土)10時〜 好評発売中!
江東区豊洲文化センター:03-3536-5061‬‬ (9:00〜21:00、第2・4月曜日休館)
https://www.kcf.or.jp/toyosu/‬‬
チケットぴあ:0570-02-9999‬‬ [Pコード]485234
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=1809864


終了しました。ありがとうございました!
日本財団、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)主催
TRUE COLOURS アジア太平洋障害者芸術祭

日時:2018年3月23日(金)〜25日(日) 1日1ステージ 計3公演
場所:シンガポール・インドア・スタジアム
チケット:こちらのサイトをご確認ください ※英語サイトのみ


舞台情報
NEW!!
Hibiya Festival「The Stage」出演
新作舞台「ピノキオの嘘」披露
日時:OPENはそれぞれ30分前 2日間 1日2回 合計4公演
4月27日(金) 15時〜 / 19時〜
4月28日(土) 13時〜 / 17時〜
場所:東京ミッドタウン日比谷 (2018.2.1竣工)
チケット:5,000円 一律
発売サイト:2018年2月27日(火) 午前10時〜 発売中
http://l-tike.com/order/?gLcode=33127
主催:三井不動産株式会社、一般社団法人日比谷エリアマネジメント
協力:帝国ホテル、東宝株式会社、公益財団法人 ニッセイ文化振興財団(日生劇場)、株式会社ニッポン放送 他
「Hibiya Festival」詳細はコチラの三井不動産リリースをご覧ください

2017年8月25日(金)〜9月3日(日)
2017年10月26日(木)〜10月29日(日)
イマーシブシアター Touch the Dark


DAZZLE振付情報
企業・地域と劇場をつなぐ 赤レンガ・ダンスプロジェクト
株式会社崎陽軒 創業110周年記念事業
オリジナルダンス制作・振付:DAZZLE

終了しました。ありがとうございました!
手塚治虫 生誕90周年記念
「Amazing Performance W3(ワンダースリー)」

原作:手塚治虫 漫画 W3(ワンダースリー)
構成・演出:ウォーリー木下
日程:2018年2月9日(金)〜3月4日(日)
会場:DDD青山クロスシアター


メディア出演情報
フジテレビ「1Hセンス」 (長谷川達也)
T JAPAN闇に呑まれ、闇に酔いしれる。DAZZLEが放つ体験型演劇 Touch the Dark
ダンスニュースメディアサイト Dews『【ネタばれなし】リピーター続出で全公演完売!DAZZLEによる”体験型公演”「Touch the Dark」が開幕。9/3まで』
withnews『没入感ハンパない!廃病院で体感、新感覚のイマーシブシアターが登場』
トウキョウダンスマガジン
『DAZZLE公演「Touch the Dark」特集 長谷川達也×上妻宏光』
 (長谷川達也)

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20周年記念特別企画「 DAZZLE × _____ 」
DAZZLE20周年記念公演「鱗人輪舞 (リンド・ロンド)」PV
2015/3/6『バラーレ』公開ゲネプロ (2015年3月)
DAZZLE公演「花ト囮」@国際フォーラム PV (2014年9月)
DAZZLE「二重ノ裁ク者」(2014年1月 記者会見時パフォーマンス)
DAZZLE「花ト囮」ファジル演劇祭フィナーレ(イラン・テヘラン) (2012年2月)
DAZZLE「Re:d」TRAILER (2011年11月)
DAZZLE「花ト囮」シビウ演劇祭フィナーレ (2011年5月)
DAZZLE「0NE」TRAILER (2010年10月)

※2018年3月27日現在
posted by DAZZLE at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | メンバーブログ
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